毎日が苦しくて、
「今日も一日が終わった。」
そんなふうに、一日をなんとかやり過ごすことだけを考えていました。
楽しいことや嬉しいことを感じる余裕は、ほとんどありませんでした。
自分の気持ちはいつも後回し。
でも、子どものお世話だけは苦になりませんでした。
つらかったのは、子育てではなく、夫との関係でした。
我慢して、
また我慢して、
「私さえ我慢すれば」
そんな毎日でした。
「離婚」という言葉が頭に浮かんだ日
ある出来事をきっかけに、
初めて「離婚」という言葉が頭に浮かびました。
でも、その瞬間から新しい苦しみが始まりました。
子どもがいるのに離婚していいのだろうか。
私が勝手に、子どもから父親を奪ってしまうことになるのではないか。
父親は一人しかいません。
その存在を失わせてしまうことが、私にとって一番大きな葛藤でした。
私の勝手でそんなことしていいのかな。
「父親がいない子」にしてしまう怖さ
当時の私は、
「父親がいなければ不幸になる。」
「寂しい思いをさせてしまう。」
「ちゃんと育たないかもしれない。」
そんな思い込みに縛られていました。
だから離婚したい気持ちがあっても、
簡単には決断できませんでした。
でも同時に、
この生活を、この先何年も続ける自信もありませんでした。
気を抜くと涙があふれ、
一人になると泣いてしまう。
そんな毎日でした。
ノートに書き出したこと
私は、ノートに気持ちを書いていました。
離婚するメリット。
離婚しないメリット。
離婚したら困ること。
思いつく限り書き出して、
その一つ一つに、
「どうしたら解決できるだろう。」
と答えを書いていきました。
書くことで気持ちを整理しようとしていたのだと思います。
最後に背中を押したのは
私が離婚を決断したのは、
ある日、こう思ったからでした。
このまま結婚生活を続けるのも地獄。
一人で子どもを育てるのも地獄。
どちらも楽な道ではない。
それなら、
まだ未来を変えられる可能性がある方を選ぼう。
そう腹をくくりました。
結婚生活を続けても、
何も変わらない。
でも離婚すれば、
大変でも、自分の力で少しずつ変えていけるかもしれない。
そう思えたのです。
忘れられない友人の一言
もう一つ、
今でも忘れられない言葉があります。
友人が私に、
「あなたの子どもで、いい子にならないはずがないよ。」
と言ってくれました。
当時の私は、
「父親がいないことで、この子は幸せになれないのでは。」
そんなことばかり考えていました。
でも、その一言で、
肩の力が少し抜けました。
「ちゃんと育てなきゃ。」
ではなく、
「この子と一緒に生きていこう。」
そう思えた瞬間でした。
あの頃の私へ
もし、あの頃の私に会えるなら、
こう伝えたいです。
迷っていい。
泣いていい。
答えはすぐに出さなくてもいい。
でも、
最後は自分で選んでほしい。
その決断は、
これから先の人生を支えてくれるから。


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