離婚後、初めて迎えた自分の誕生日。
私は、一つの指輪を買いました。
自分でちゃんとしたジュエリーを買うのは、そのときが初めてでした。
ずっと憧れていたデザインでしたが、「いつか」と思ったまま、なかなか手を伸ばせずにいました。
そんな私の背中を押してくれたのは、母の一言でした。
「手元が寂しいから、指輪買ったら?」
何気ない言葉でしたが、その一言で、「自分への贈り物をしてもいいのかもしれない」と思えたのです。
誰にも見えない刻印
その指輪の内側には、子どもの名前を刻んでもらいました。
外からは見えません。
でも、私だけは知っています。
毎日身につけるたびに、「この子を守っていこう」と静かに背中を押してくれる存在になりました。
だから私にとって、この指輪はアクセサリーではありません。
お守りのような存在です。
前を向くきっかけ
離婚直後は、これからの生活や仕事、子育てのことで頭がいっぱいでした。
本当にこの選択で良かったのだろうか。
そんな不安が、ふとした瞬間に押し寄せることもありました。
そんな日は、何気なく指輪に目を向けます。
すると、「また今日も頑張ろう」と少しだけ前を向くことができました。
今振り返ると、この指輪がなければ、あの頃の日々をここまで前向きに過ごせなかったかもしれません。
いつか子どもへ
指輪は「いつか子どもに譲ろう。」
でも、気に入りすぎてしまって、70歳になっても身につけているかもしれません。笑
そのくらい、私にとって大切な存在です。
そして、私には一つ夢があります。
娘の成人祝いに、ヴァンクリーフ&アーペルのアルハンブラをプレゼントすることです。
まだまだ先の話です。
今の私には簡単な目標ではありません。
でも、その夢があるから仕事を頑張れます。
お金の勉強を続ける理由も、資産形成を続ける理由も、全部そこにつながっています。
「自分を大切にする」という選択
離婚後、自分のために高価なものを買うことに迷いもありました。
「もっと節約した方がいいのでは。」
そんな気持ちも、もちろんありました。
でも、この指輪は私にとって”贅沢品”ではなく、新しい人生を歩き始めるための区切りでした。
人生には、前を向くために必要な買い物もある。
私は、この指輪を見るたびにそう思います。
そして今日もまた、小さなお守りと一緒に、自分らしい毎日を積み重ねていきたいと思っています。


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